No.004 : 職人技の生み出すもの/西馬晋也

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出会った瞬間の驚きが立ち消えた後、そこに残る魅力を見抜くということはとても難しいこと。すぐに冷める驚きよりもそういった魅力を追求しているという彼に、とっておきの愛用品を紹介してもらいました。インタビュー中にすっかり気に入ってしまい、今では私たちの愛用品でもあります。
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西馬晋也
1986年生まれ。京都府出身。京都精華大学洋画学科卒業。在学中に河和田アートキャンプに中心メンバーとして参加し、現在都内印刷物関連会社に勤務中。

ワタベカズキ(以下K) – 今回は都内某所に勤めている西馬晋也君に来ていただきました!西馬って名前かっこいいなぁ。

西馬晋也(以下S) – 西馬っていう苗字は京都の田舎の西馬集落にしかない姓で・・・でもそこは30軒くらい西馬さんが(笑)

K – そんなにいるんだ(笑)それでは毎回最初に簡単な自己紹介をしていただいてるんで、よろしくお願いします。

S – 西馬です。23歳です。京都出身で、京都精華大学で洋画、油絵を専攻してました。絵は2回生の途中からあまり描かんようになってんけど。それ以降はいわゆる現代美術と呼ばれる方で活動してて。立体物を作ったり、コンテンポラリーダンス踊ったりとか。あと音楽やっていました。大学を卒業してからは一般企業のデザイン室で働いてます。

匠の技 最高級 煤竹耳かき

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木村彩人(以下A) – そんな西馬君が今日持ってきてくれたのが、この耳かき。名前は「匠の技」(笑)すごく細くて緊張感のある形をしているね、この耳かき。

S – 耳かきを売っているお店でいろいろ見てもらったらわかると思うんだけど、普通のものより長いのね。で、これはすごく良くしなるんだけど、端を持ったら更にしなって、気持ちよく耳かきができる。僕は耳かき好きで毎日のように耳かきをしてて、用事で家を離れるときもマイ耳かきをバッグに忍ばせてるから(笑)

K – 耳かきって良いよね(笑)気持ち良い。

A – 耳かきをすることですごく気持ち良さを感じる神経が耳の中にあるって聞いたことがある。それで病み付きな人が多いのかな。耳かき。

S – 確かに好きな人はめっちゃ好きやね。

K – 耳かきって面白い文化だと思うんだよ。何故耳垢を取らなくちゃいけないのか。普通に考えたら、耳かきをしなくても耳は塞がらないでしょ。ポロっと取れて、生活の中で出てくるタイミングがあると思うんだけどね。

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S – 今日持ってきた「匠の技」は、耳かき好きによく愛用されているらしくて。例えば先端がステンレス製でもっと値段の張るものとかもあるけど、最後はここに行き着くらしい(笑)

K – 耳かき好きの定番なんだ!でも耳かきって、耳あかを取るっていう目的のためなら、例えば百円ショップのものでも良いわけじゃない?でもここに、少しだけお金をかけて、良い体験をする贅沢っていうのかな。そういうこだわりは大事だと思う。贅沢といっても百円ショップに比べたら高いっていう程度だし(笑)

A – 僕は綿棒派だけど、百円ショップの綿棒はなかなか馴染むものが無くて。芯が柔らかいんだよね、全体的に。

K – (耳かきを使ってみて)おお!何て言えばいいかな…手に伝わる感触で耳の中の様子がよくわかるというか、すごく繊細に感覚が伝わるね。これは使ってみたら絶対感動すると思う。

A – 昔実家にあった耳かきはこうじゃなかったなあ。耳かきの良さに気づいたかも(笑)

信三郎帆布

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A – 今日はもうひとつ持ってきてくれたんだよね。

S – うん、「信三郎帆布」っていう京都のメーカーのリュックでランドセル型なんだけど、同志社小学校がランドセルとして採用しているタイプで。ちゃんと給食袋を引っ掛けるところもある。でも一般販売もしてるから、同志社小学校の人でなくても買える。ちなみに同志社小は僕が行っていた大学の近くにあって、最寄り駅から大学に行くときは子どもたちと一緒になって「お兄ちゃん、ランドセル背負ってるやんー!」って言われてちょっと恥ずかしかった(笑)

K – 僕たちは大丈夫だけど、小学生の体格だとランドセルってちょっと重いよね。素材が帆布だと軽くて良いなあ。これがランドセルの学校ってうらやましい。

S – 同志社小学校は最近出来てんけど、同志社ブランド自体は京都にかなり根付いてるものやから、こういう京都の老舗と…っていうのは良いなって思う。小学生の頃からそういう伝統に触れたり、良いモノを使っていると、目も肥えてくるだろうし。

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K – 他でもやれば良いのにね。地元の中小企業とか、職人が物作りをしてるところとコラボレーションとかさ。これはモノももちろん良いし、そうやって使われてるっていうのも僕は好きだな。信三郎帆布はリュック以外も作ってるの?

S – 鞄全般を作ってるよ。トート、ショルダーとか、小さめのバッグとかも。

A – 帆布の鞄って丸洗いできて手軽だし、燃えないから焦げたりしないし、耐久性もそれなりにあるのかな。

K – 良いね。ちょうど帆布のショルダー買おうと思ってたから、信三郎帆布のにする(笑)

癒される場がない人々へ

A – 最近は仕事以外に何か活動してるの?

S – 実はこの前タイに行ってきたときに、タイ式マッサージの講習を受けてきて。それを千葉の栄町っていう歓楽街でやろうと思ってるのね。歓楽街でバーとかやってる人たちって、自分たちはお客さんに癒しを与えてるけど、自分は癒される場がないっていうのを聞いて。

K – ちなみにタイ式マッサージってどんなマッサージなの?

S – 一般的には世界一気持ち良いマッサージって言われてて。タイ式の中でもバンコク式とチェンマイ式があるんだけど、僕は後者。チェンマイ式っていうのはストレッチがメインだから、身体全体を使って、伸ばしてほぐしていくっていうマッサージ。それをさっき言ったように、夜働いてる人たち相手にやろうかなって。

A – ずいぶん本格的に勉強したみたいじゃん。もちろんこの収録の後マッサージしてくれるんだよね?(笑)

S – ええ!ここで!?(笑)また今度ね(笑)

2009.10.4 update

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