国内初、Flashで作ったiPhoneアプリ ”Simple Metronome”
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最近は周りに持っている方も増えてきた感があるiPhone。KALENOの2人もご多分に漏れず、どちらもiPhoneユーザーです。仕事に、プライベートに、とても重宝しています。使い始めて数ヶ月ですが、もう手放せなくなっています。
iPhoneの一番の良さは、アプリケーションの追加でどんどん自分好みにカスタマイズできるところですよね。有料・無料問わず、素晴らしいアプリケーションがたくさん公開されています。ちょっと気を抜くと、有料アプリの合計金額が凄いことなりますけども…(笑)
少し専門的な話になりますが、iPhoneのアプリケーションは基本的にC言語系統の「Objective-C」という、プログラミング言語で作られています。僕自身はプログラマーではないので、Objective-Cがどのような言語かは説明できないのですが、そういう仕様のようです。
ところが今回、ウェブサイトやアニメーションを作るのに使われている、Flashで作られたiPhoneアプリがリリースされました。開発元であるAdobeがFlash CS5のベータ版を公開したことで可能になったようです。これが実は、画期的な技術なんですよ。何がすごいかは、開発者の方のブログから引用させていただきます。
FlashでiPhoneアプリを作る最大の利点は、AppStore用アプリとほぼ同じものを、オンラインデモとして簡単に公開できること。
上述のように、Flashはウェブサイトを作るのにも使われている言語ですから、ブラウザ上で動作させることができるんです。なので、アプリケーションのデモをオンラインで公開できるんですね。これは今までのiPhoneアプリには難しかったことです。
また、Flashで開発することで、iPhoneだけではなく、Androidや他のプラットフォームに対応させることが容易になります。開発者の方には嬉しい出来事なのではないでしょうか。
開発側の話ばかりしてしまいましたが、一般のユーザーにもメリットがないわけではないですよ。作業の効率化によって開発スピードが高まりますので、アップデートが早くなるでしょう。機能の拡充や、バグの改善などが素早く行われるようになります。これはユーザーにとってもダイレクトなメリットです。
あとは、iPhoneのSafariでFlashが動作するようになったら素晴らしいですね。次のOSアップデートで対応するという噂はちらほら聞きますので、とても期待しています。
2010.1.26 update