企画室対談 001 : 大好きな音楽たち。

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記念すべき企画室トークコーナー第1弾。とにかく音楽が大好きな私たちは、みなさんに聴いて頂きたい音楽がたくさんあるのです。その中でも特に、今おすすめのアルバムたちをミーティング・ルームの机の上に広げてみました。
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ワタベカズキ
1986年、長野県松本市生まれ。音楽家。コンセプトプランナー。現在、Electro Jamバンド「Tough&Cool」、レビューサイト「KALENO.net」のプランナーを務める。
 
Tough&Cool
 
profile
木村彩人
名古屋生まれ。フリーランスデザイナー。2009年春、上京とともにウェブ・グラフィックデザインオフィス”mabataki”を設立。
 
mabataki

ワタベカズキ(以下K) – 初めまして、KALENO.net代表の渡部です。

木村彩人(以下A) – デザイナーの木村です。よろしくお願いします。

K – よろしくお願いします。と、言うわけで今日は初回ですから。

A – 初回だから、自己紹介しておかないとね。僕らはいったい何者やねんっていう(笑)

K – では僕から。Tough&Coolってバンドやってます。ジャンルはジャズ・・・最近ジャズでもないなぁ。「ジャズやってるやつらが、クラブミュージックを生演奏で」みたいな。踊れる音楽っていうのを前提に、ジャンルには拘らずにボーダレスにやってます。僕のパートはギターなんですが、リーダーとして運営やら何やら頑張ってます。ではデザイナーの木村君。

A – えっと、僕の生まれは名古屋で・・・。それで大学時代は京都で暮らしてて、卒業してから東京にやってきました。4月に上京して、同時にmabatakiっていうデザインオフィスを一人で立ち上げて、その傍らで早速こんなことやってたりして。

K – やっぱさ、みんな普通に就職しちゃうじゃん。そしたらこういうのは出来ないよね。僕らの世代は大体まだ企業に入社したばかりで、そろそろ研修が終わったくらいでしょ。それでこんな企画に誘えないよね。もし暇だったら誘いたいメンバーは何人かいるけど、フリーランスでやってて・・・ってなかなかいない。

A – 僕らって隙間で生きてるよね、基本的に(笑)

John Mayer / Where the Light Is

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A – さて、今日は2人で最近お勧めのCDをピックアップしてみようかなと。音楽って個性出るし。

K – 今日2人が持ってきたCDのジャンルの違いがね。もう出てるよね(笑)じゃあ1枚目行きます。これはジョン・メイヤー(John Mayer)っていう、最近はグラミー賞常連のアメリカのシンガーソングライターなんだけど、ギターがやたら上手い。ソングライターとしてももちろん優秀で、ポップな曲は普通にポップなんだけど、基本はロックでライブになるとやたら激しくギターを弾く。系統としてはエリック・クラプトン(Eric Clapton)とか、知らないと思うけどスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)とか、あの辺のいわゆるブルースロック。ブルース系のロックを、自分でギター弾いて歌ってっていうスタイル。

A – ジョン・メイヤーってネットで見たことある、Appleのイベントとかで。

K – 何年か前のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の基調講演で、GarageBandの新作のデモで弾いてたね。この「Where the Light Is: John Mayer Live in Los Angeles」は、ロサンゼルスでやったライブを収録してて。超名盤ですよ。

A – 超名盤か。ジョンメイヤー聴くならこのCDから、みたいな?

K – そうだね。面白いのがディスク2枚組なんだけど、ライブの中でアコースティック編成でやってるのと、トリオでドラムとベースと自分でやってるのと、フル編成のバンドのやつと全部入ってるのね。で、それぞれカラーが全然違う。

A – これ一枚聴いたらジョン・メイヤーがわかるって感じか。そういうアルバムいいよね。おすすめするものとして。

K – ベスト盤じゃないけどベスト!!・・・みたいな(笑)あと面白いのが、ジョン・メイヤーはバークリーっていうアメリカの音大を中退してるんだけど、在学中に師事してた先生が日本人なんだよね。トモ藤田さんっていう。それに加えて高校時代は交換留学で日本に滞在してたくらいの親日家で、今でもお忍びで来日してたりするんだよ。このアルバムはBGMにするって感じじゃないけど、聴きごたえは凄い。オススメですね。

The Jazzinvaders / Up & Out

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A – もう1枚の方は?

K – これはオランダのジャズバンドで、The Jazzinvaders。これは2006年、俺が聴いたCDの中でベストワンだったのね。これも名盤ですよ。超かっこいい。
このバンドのサウンドは「クラブを狙ったジャズ」なんだけど、いわゆるクラブジャズって言われる人たちってちょっと音が軽いんだよよね。クラブを狙ったがためにサウンドが軽くなってしまったりとか、キャッチーにしすぎてしまうことが多い。でもこのアルバムは伝統的なジャズの「良いサウンド」を踏襲しつつ、ダンサブル(=踊れる)な感じにしてる、そのバランスが絶妙。しかも若い人がやってるわけじゃなくて、ベテランのジャズミュージシャンが集まってやってるんだよね。だからクオリティも凄く高い。
演奏もアレンジも素晴らしくて。「オシャレ」って言われる音楽を、それだけ終わらせてない秀作です。これは本当に大好きなCDですね。昼でも夜でも心地よく聴けるサウンドだけど、全体的に疾走感があるからテンションを上げたいときとか、ドライブにぴったりじゃないかな。

pupa / floating pupa

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K – じゃあ木村君どうぞ。

A – 最初にpupaっていうバンドの「floating pupa」っていうアルバムを。僕はYMOの高橋幸宏が好きで。他にも原田知世とか、pupaはそのあたりの世代中心のメンツなのね。おっちゃんばかりの、エレクトロバンド。宣伝でタモリ倶楽部に出たりして俗っぽい感じでアピールしつつ、こんなおしゃれなジャケットとかしてて(笑)

K – ジャケットいいね。

A – そう、ジャケットがかわいいんだよ。すごく瑞々しい。枯れた感じがしなくて、曲自体もね。音的にはかなり高橋幸宏の影響を受けてて、エレクトロニカだけどかなりポップ。メロディラインがはっきりしてたりとか、その流れにけっこう影響受けてて。で、ボーカル原田知世っていう。ジャンルとしてはマニアックかもしれないけど、濃い感じはなくて、すごく爽やか。ちょうどこのくらいの季節の昼に聴くといい感じ。ちなみのバンドの衣装のデザインも高橋幸宏が手掛けてるらしい。

K – ほう、それは多才だね。

A – この衣装も見てるとさ、全体的におじさん風だけどディテール見てると今っぽいセンスもあったりとか。高橋幸宏のソロのCDのジャケットってだいたいセンス良くないけど、pupaは気合い入ってる(笑)オススメですよ。特にゆるい曲好きな人は。

HIM / 1110

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で、あともう1枚今日持ってきたのは・・・HIMっていうポストロックバンドの「1110(イレブン・テン)」。ポストロックだけど民族系の音がけっこう入っている。

K – あぁそれは良いね。最近よくあるポストロック系のインストバンドってなんか単調なんだよね。

A – そうそう。で、このアルバムの特徴は、クラムボンの原田郁子がゲストボーカルで参加してるっていうところ。おしゃれな感じに仕上がってて、例えば飲み会とかでBGMにするのも全然いけるし、かといって一人で聴き込んでも違和感がない1枚。

K – これもジャケット面白いな。

A – 幾何学かつ前衛的。このセンスは凄いな。音もビジュアルもオススメ。これもいろんな人が聴けると思う。

K – 歌入りはゲストボーカルが参加してる曲だけなの?

A – 歌はそう。元々インストのバンドらしくて。アルバム内で歌入りは数曲。でも俺クラムボン好きだから、それでも買ってしまった(笑)

K – インストって聞くと親近感湧くわ(笑)
まぁ今回はこんな感じで、オススメCDと言うことで。どれも良い音してましたね。是非聴いてみていただきたいですね。

A – うん。ぜひとも。

2009.10.4 update

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