No.018 : 今の日本の政治に怒っている/猫熊よしえ

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KALENO.netがオープンして以来、最も”アンダーグラウンド”なゲストの登場です。オーバーグラウンドの世界では様々なロジックや合理性から表面が生まれていますが、対するこちらの世界は、どちらかというとシンプルで衝動的、悪く言うととても合理性を感じられない領域かもしれません。そこに考え方はあるのでしょうか?多くの人々にとって知られざる境地である、アンダーグラウンドで活動するパフォーマーに取材をしてみました。

猫熊よしえ
2007年新興宗教団体 宇宙学科バームクーヘンのマスコットキャラクターとしてクリスタ長堀で生まれる。
その後、大阪アンダーグラウンドシーンをレイプし続ける話題の作家コタケマン、あどシスタの手により調理される。
素材の味を充分に引き出したその姿はもはや、悪ではなくアクの固まりでしかない。
フロアではポカリとアクエリアスの飲み方の違いもわからない昨今の建築業界に一言以上の物申す。
もはやジャンルレスなこの時代に、一番必要なホットポーの復活を願い続けるかよわき乙女19歳。

猫熊よしえ(以下N) – とりあえず今回のタイトルは「音楽は空間をアシストするって言う人をアシストする」ってしといてや。

ワタベカズキ(以下K) – いきなり突っ込みますね(笑)KALENO.netの1番最初のゲストじゃないですか(笑)

木村彩人(以下A) – 初回ゲストの長くんと猫熊さんはお互い面識がありますから、ってちゃんとフォローしておかないと(笑)「猫熊よしえ」のルーツは一体何なんですか?

N – 元々は自分が大学生のときに作った「宇宙学科バウムクーヘン」っていうサークルのグループ展で、マスコットキャラクターが欲しいって話になって。それでメンバーが着ぐるみをYahooオークションで落としてきたのが始まりやねん。

A – それは元々「猫熊」っていうキャラクターだったんですか?

N – いや、別に。

A – うわー(笑)まあ確かに猫と熊を足して2で割ったような顔をしていますけど・・・

N – それから大阪でいろんなイベントに俺が「猫熊」を被って遊びにいったりしていて。大阪を出る前、最後にイベントをやろうってときに、コタケマンっていうぶっ飛んだデコレーションアーティストの人と、あどちゃんっていう気持ち悪い服を作っている同い年の子と「猫熊」を改造しようってなって。首から上はコタケマンが、体の部分はあどちゃんが作ってくれて。この2人なら「猫熊」を面白くしてくれるだろうって預けたら、完成した時に「これよしえやから!」って言われて渡された。

A – 「猫熊よしえ」誕生の瞬間ですね(笑)

N – 正直自分でもこんな形になって帰ってくるとは思わんかったわ。

K – 遠目に見ても近くで見ても気持ち悪いです(笑)

YouTube

「猫熊よしえ」自体が道具であり、武器でもあり、生命体

K – 今日は何を持ってきてくれたんですか?

N – いつも使っている拡声器。

A – アンダーグラウンドに拡声器って不思議なほど相性がいいですよね。やっぱりこれが無いと「猫熊よしえ」は成り立たないんですか?

N – 別に。

A – えー!?なんかもうちょっと、期待してたんですけど(笑)何かないんですか??

N – 別に。

「これを着たら最強」ではない

N – 俺外人嫌いやからさ、この前外人がたくさん集まるイベントで「花のくちづけ」を外人に投げつけるっていうパフォーマンスを猫熊よしえでやったら、「痛イヨ!」って日本語で真剣に怒られて、めっちゃスベった。

K – (笑)

A – そういえば猫熊よしえって特定の何か専門のパフォーマーっていうわけじゃないんですよね?例えば歌うとか、踊るとか。

N – 何をやってもいいと思う。アングラでもオーバーグラウンドでも、面白ければごちゃ混ぜで。最強のマスコットキャラクターみたいな感じ。何なら俺が着なくてもいいし。誰でも簡単に「猫熊よしえ」になれる、ひとつのツール(笑)だよね。それを自分のモノにしたいっていう気持ちは全然無くて。その代わり、同じ「猫熊よしえ」になっても結局面白いやつは面白いし、面白くないやつは面白くない。見た目が派手な分、どうしてもそれは中身に左右される。

A – 自分からは全部見えるけど、相手からは正体不明っていう状況じゃないですか。普段と同じ場所にいても、違う世界にいるようなな感覚とか、「猫熊よしえ」に変身するとそんな感じになるのかなって。

N – 「猫熊よしえ」が客観的にめっちゃ目立ってるのはわかってんねんけど、本人にそんな意識は無くて。外から見たら最強になった気分にでも見えるんやろうけど、中の人は意外と冷静やねん。これを着たら最強なんじゃなくて、これを着て更に何をしたら最強になれるかは考えてる。

A – なるほど、確かに「猫熊よしえ」はある意味でハードルなのかもしれません。渋谷で演説中の街宣車に乗り上げたり、飴玉を外国人に投げつけたりっていうのは、やっぱりそういったところから引き出されるものなのですか?「ハードルを超えないといけない」という意識から開かれる新境地みたいな。

N – 別に。

A – (笑)

2010.6.18 update

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