No.009 : 情報を残す道具/金林真

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コンピュータで仕事をこなすことが当たり前になった現在でも、すぐに取り出せて自由にメモを残すことのできるペンとノートは多くの人々に重宝され続けています。そしてどのようなペンとノートを選んでいるのかということは、その持ち主のキャラクターを汲み取るのに重要な要素なのではないでしょうか。常にスピーディな仕事が求められる業界に所属する彼に、お気に入りのステーショナリーを聞いてみました。
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金林真
都内広告代理店勤務。

ワタベカズキ(以下K) – 今回はいつもとはちょっと場所を変えまして、吉祥寺の「…ful。cafe」での収録です。では自己紹介を。

金林真(以下M) – 東京生まれ東京育ち。理系の大学院を卒業して、今は某広告代理店勤務です。インターネットやモバイルを扱っている部署で働いてます。

LAMY / swift

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K – さて早速だけど、今日は何を持ってきてくれたのかな?

M – 今回は僕の第一回目ということで、まずは「いつも身につけている文房具編」ってことでまとめてきました。勝手に前後編やるつもりでいるから(笑)文房具って大事なんだよね。これで仕事のモチベーションが半分以上決まる。文房具が自分にフィットしていないとどうしても仕事が捗らないから。中でも特に大事なのがペンだと思ってて…書き味が悪いとストレス溜まるんだよね。

K – インクがかすれるとテンション下がるよね。

M – そうそう。今日はいつも使っている、ラミー(LAMY)のswiftっていうボールペンを持ってきました。これ本当に良いから、とりあえず試しに書いてごらん。

木村彩人(以下A) – (書いてみて)おお、書き味が軽いね!それと、黒の色が普通のボールペンとは全然違う。濃いね。

M – 滑りが良いでしょ。書くときに、走り始めが早いって凄い大事で。僕たちは情報産業だから、瞬間的に得た情報をいかに残すかっていうのを意識していて。そういう意味で、すぐ書けるペンと、すぐ書けるメモが重要なんだよね。実用性だけじゃなくて、swiftはデザインもドイツらしい質実剛健な感じで、綺麗。

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K – 俺も好きだなあ、これ。重さと書き心地のバランスが良いよね。安定感がある。あんまり軽いと書きにくいんだよね。仕事で記録することが求められるからこそ、余計に良いものを使いたくなるよね。

M – そうそう。それにキャップ式じゃなくて、ノック式だからすぐ書けるし。さっきも言ったけど、早く書き始められるかどうかは選ぶときに特に気にするよ。あと線の太さがちょうど良い。ペンの太さって面白くて、高校生が一番細いんだって。そこからまた太くしていくから、年代によって売れ筋が違うらしいよ。今はこれが最適なんだよね。

A – 5年同じペン使ってるけど、違和感なくて書きやすいなあ。すぐに慣れそう。まぁ、僕は字が汚いからこのペンは似合わなそうだけど…(笑)

M – 俺も字汚いけどね。字は上手くならないよね、良いペン使っても(笑)

K – 確かに!それは名言だ(笑)

M – あと、ロットリング(Rotring)のrapidgraphも一緒に持ってる。これは0.3mm。メモって言うよりは、落ち着いて図とかも書くときに使う用だね。文字よりは図やイラストが書きやすいから。

MOLESKINE / Classic Hard Cover

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M – 次がモレスキン(MOLESKINE)のノート。定番だけど、この堅い表紙と中の上質な紙が良いんだよね。俺はモレスキンの中でも方眼ノートが好きで。文字も図も書きやすいし、横にしても書けるから。後ろにポケットも付いてるから、いろいろな使い方ができるし。

A – 実はあまり触ったことがないんだけど、モレスキンって老舗だよね。確か、100年か200年続いてたはず。

M – そうそう。ゴッホとかヘミングウェイも愛用してたらしいよ。で、このノートにいつも挟んでるのが、プリントアウトしたカレンダーなのね。2ヶ月分と、その週のスケジュールは常に更新して持ち歩いてる。ノートの延長で、手書きで予定を書き込めるのが良いんだよね。あと、鞄からモレスキンを出す手間すら惜しいときのために、サブでロディア(RHODIA)のメモを胸ポケットにいつも入れてる。ラミー、ロットリング、モレスキン、ロディアって世界の名文具メーカー大集合みたいな(笑)

A – ここまで揃うと一見ミーハーっぽいけど、長く売れているものには絶対続いている理由があるから、やっぱり間違いはないんだよね。それにしても、今ってコンピュータでいくらでもメモが残せる時代になったのに、未だに手書きのメモの方が濃いし役に立つよね。なんなんだろう。

K – 図が入れられるのが重要だよね。前にケータイにメモしておいたら、後々見たときに何のことかわからなかった(笑)

M – 俺も例えば「パンツ × ○○」とか書いてて、あのとき自分、何考えてたの!?とか。(メモを見て)ほらここ、「ハイジ気取り」って何のことやら!(笑)さて、前編はこんな感じで。後編の予告になるけど、今度紹介するロディアのノートはかなり良いよ。

K – 勝手に前後編やるって決めてきた人初めてだよ。後編もよろしく(笑)

2009.11.4 update

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