No.013 : 身軽に生きるために/伊藤大輔

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お荷物拝見です。普段仕事やプライベートで持ち歩いているものをリストアップしてみると、意外なその点数の多さに自ら驚く人も多いでしょう。しかし彼の出勤時の持ち物は、わずか3点。一体どういう考えで、それほどに絞られたのでしょうか。
daisuke_ito
伊藤大輔
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。都内企業でデザイナーとして勤務中

ワタベカズキ(以下K) – 今日は僕の友人の伊藤君に来ていただきました!では、さっそく自己紹介を。

伊藤大輔(以下D) – 伊藤大輔です。武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科を卒業して、都内の企業でデザイナーとして働いています。
中学生の頃から、なるべく好きな事だけ頑張れるタイプで。今日もそれが良く伝わるモノを持ってきました。

KOKUYO / SYSTEMIC

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木村彩人(以下A) – 今日は何を持ってきてくれたの?

D – 今日は仕事用の鞄を。俺はやりたいことだけやって生きていきたい性格で、それこそ「電車が嫌だから、自転車で通える範囲に住む」とか、「大荷物が嫌だから、余計な物は持たない」とか、そういう考えが良く現れていると思って。
(荷物を出して)ほら、鞄にこれだけしか入ってない。今日、まず紹介したいのは、KOKUYOのSYSTEMICっていうノートカバーで、これは地味なんだけど便利。必要なものだけ挟んでおいて、要らなくなったら机のファイルに移すか、捨てる。ファイルごと持ち歩くと、どんどん要らないものまで溜まっちゃうから。表紙にゴムバンドが付いていて、気軽に挟めるのが気に入っていて。中身のノートは無印良品だよ。

K – サイズさえ合えば好きなノートと一緒に使えるのが良いよね。いつも使っているノートに機能をプラスアルファする感覚だから、違和感がないし。

D – そうだね。これはノートが2冊入るから、片方はメモ用のノートを入れて、もう片方にスケジュール帳を入れれば、手帳兼ノートにもなる。

A – それはシンプルでいいね。(ノートを見て)伊藤君はメモはびっしり書かないタイプなんだね。1ページに1要素って感じかな。このペースで使っていたら、ノートすぐに使い切っちゃうんじゃない?(笑)

D – うん(笑)話題が変わったら次のページに行く。ど真ん中にキーワード書いて補足を周りに書き足したり、ノートというより落書き帳っていう感覚かな。

 

rethink / Lim Wallet

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D – あとの持ち物は財布とiPhoneだけ。財布は彼女にもらったんだけど、変わった作りで使いやすい。日常生活に必要な最低限のものだけが、綺麗に収まるように作られていて。ほら、PASMOとか会社のIDはこの外側のスリットに入るようになっている。

A – 確かにミニマムで機能的だね。すごく伊藤君らしい。
このノートと、財布と携帯と…これはiPhone?これがあれば色々すぐに見れるもんね。仕事柄ほかに機材を持ち歩く必要がなければ、確かにこのボリュームで困らないよなあ。

D – 会社のデスクに必要なものがあるから、持ち歩くのは最低限で良いんだよね。ポケットに入るものなら、全部ポケットに入れて持ち歩きたいくらい。

言われたことをそのままやるのが”真面目”

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K – 高校の時に、教科書は学校に置いておいて、財布と携帯だけポケットに入れて手ぶらで通学したことがあって。通学中に友達に会って「お前学校舐めてるだろ!」って怒られたことがある(笑)

D – 俺もよく真面目な人に誤解されるんだよね。小学校の頃、教科書にラインを引きすぎて、ほとんど全行ラインになっちゃった子を見たことがあって。これは極端な例だけど、象徴的な話だと思うのね。言われたことをそのままやるのって、真面目な様で違うんじゃないかなと。

K – 手間がかかる分、達成感はあるんだろうけどね。努力をすることは悪いことじゃないけど、その努力を効率化するのも努力なんだよね。もちろん後者の方が結果は出るし。日本って「苦労した人が偉い」って風潮があるけど、それを美化しすぎるのは危険だよね。

A – よく著名人へのインタビューで「苦労したところはどこでしたか?」っていう質問を見かけるけど、それはとにかく苦労をしたっていう奇麗な事実が書きたくて聞いている場合がほとんどなんだよね。もちろん誰だって苦労はしているし、聞き出せば苦労話は出てくるもの。けどその一方で持ち合わせている怠け心も決して悪いものではないはずなんだよ。両方見えて、初めて魅力を感じるパターンが僕は多いかな。

D – それなら、どうしたら楽できるかを真面目に考えた方が良いよね。

学食のテーブルのようなコミュニティ

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A – じゃあ最後に、伊藤君が代表をしているNORAの話を聞かせてくれるかな。

D – NORAっていうのは、同世代のクリエイターのコミュニティです。
美大って、学食で未来の佐藤可士和の隣に隈研吾がいて、その隣にツモリチサトがいるなんてことがありえる、クリエーターの卵が集まる場所でしょ。いずれ大物になるだろう卵を集めて、その「学食のテーブル」を社会でも作ろうと思ったのがきっかけで。今は美大卒に限らず、音大卒とか幅広いクリエイターの卵が集まってて楽しいよ。

K – 実は僕もNORAに所属しているんですけども(笑)早く面白いことを実行できるようになりたいね。今日はありがとうございました!

2010.1.19 update

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