MUSIC SCRAPS 002:”JIM / Jamie Lidell”

Service  >> Delicious | Hatena Bookmark | Twitter

jim

英国の名門エレクトロニカ・レーベルであるWarp Recordsに所属する鬼才、Jamiel Lidellの最新作です。
彼はもともと、テクノ・ミュージシャンとして10年以上のキャリアを持っていました。しかし、このアルバムの前作からソウル・シンガーとしての魅力を全面に押し出すスタイルにシフトし、これが大成功します。
影響を受けているのはソウルやモータウン、ファンクなどの泥臭い音楽なのですが、彼の生み出す音はどこか都会的なスマートさを兼ね備えています。これはエレクトロニカを通過しているからこそ、できる業でしょう。そして、なぜ今までシンガーとして大成しなかったのかが不思議なほどに、ソウルフルで魅力的な歌声。どちらにも、唯一無二の個性があります。

中でも、6曲目の「Figured Me Out」は、「最新版、ソウル・ミュージック」と言っても過言ではない斬新なサウンドです。ファンキーでダンサブルなサウンド、洗練されたアレンジング。そして何より、個性的なシンセサイザーの音色を、全体に馴染ませるその腕前には脱帽です。まさに、Jamie Lidellの真骨頂と言える楽曲でしょう。
また、60年代のソウル・ミュージックのマナーを踏襲した「Another Day」、牧歌的な三拍子のリズムが心地良いバラード「All I Wanna Do」など、他にも素晴らしい曲が揃っています。

ブラック・ミュージックがお好きな方には、ぜひ聴いていただきたい一枚です。

2009.12.26 update

タグ: ,

関連記事